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クリス・ベノワ 悲しすぎる事実。

残念ながら、ベノワが奥さんとお子さんを殺したという事は間違いないようです。

ずっとこの悲劇について考えて、悲しい気持ちになっていますが、自分の中で一つの結論が出ました。

ベノワに対して同情したくなるような情報も出ています。

でも、やはり彼がした事は殺人です。してはならない事をしてしまった。

許すとか許さないとかいう言葉は使えません。おそらく影響があったであろうエディの死、お子さんの病気の事を考えると、彼の置かれた状況がどれだけ過酷だったかという想像をする事出来ます。自分は神でも裁判官でもありません。

しかし、間違いない事。自分のヒーローは殺人を犯した犯罪者になってしまった。

そしてその事実は彼が成し遂げてきた全てを否定されても仕方ない事だと思います。残念ながら、自分からは彼にありがとうという気持ちはありません。

逃げてでも良い、違う選択をして欲しかった。

格闘技やプロレスを見ていて、いつも考える事があります。これは自分が嫌う戦争と同じ意味の暴力ではないかと。

でも、自分は違うと信じています。

格闘技は、極限までに鍛えられた体と頭で競う競技。そしてその試合と技はアートと呼べるほどに自分達を感動させてくれます。

プロレスは体を張ったエンターテイメント。ストーリーとともに、体を張った試合は時に凄い感動を与えてくれます。

しかし、ベノワはその鍛え上げた体を人を殺す事に使ってしまった。その太い腕は、自分達を楽しませてくれるため、家族を守るためにあったのではないか?

その体と技を死と結びつけてはいけなかった。それを連想させてしまうため、しばらくはWWEを観る気が起きません。

以上が自分が行き着いた一つの結論。

もっと違った選択をして欲しかった。

しかし、繰り返しになりますが、彼を責める気持ちはありません。もし、神や魂といったものが存在するなら、彼自身が背負った痛みと死によって、その魂が許されますように。実際は信じてませんが、そう祈る気持ちはあります。

さようなら。

by ericsy99 | 2007-06-29 04:12 | プロレス・格闘技