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バタフライ・エフェクト (ネタバレ的表現あり)

バタフライ・エフェクト (ネタバレ的表現あり)_b0017693_22492190.jpgLIVEが終わったので久々のちゃんとした休み。予告を観て面白そうだったバタフライ・エフェクトを観に行った。

その予告、ラストシーンの一部を切り出してるんでネタバレしてるよ…。前も何かの映画であったなぁ。止めて欲しい。

で、結論。

中々面白かった。が、おすすめはしない(笑)

意外と暗いんですよ、これが。ハリウッド的なエンターテイメントと思いきや、そうではない。終わった後に少し考えさせられる。

主人公の恋人の親はロリコンで息子を虐待してるし、息子はその影響で以上に暴力的。話もどんどん不幸な方向へ向かって行く。

不幸な方向に行くのは主人公のせい。自分と恋人を幸せにする為に過去へ意識を飛ばす。その選択の結果として現われる幾つもの不幸な現実。

観ながら思ったのは、「自分がいるこの位置というのは自分が今まで行って来た選択の結果だ」という事。主人公が過去に意識を飛ばし、過去を変える毎に自分がいる場所が変わる。自分に当てはめてると、今までして来た事して来なかった事がある訳で、その選択が違っていたら全く違う世界にいたかも知れない。そんな選ばれなかった選択肢の結果を想ってみたりして。

もう一つは「罪と贖罪」不幸な状況が恋人の父親にあると思って、過去を変えて行くんだけど、実は子供の頃のある事件で主人公が行った行動が原因だと分かる。そしてとても残酷な形で罪を償う。あのショッキングな姿は罪は償わないといけないという監督達の主張だな。

と終わってからそんな事を考えさせる映画。

と、エンドロールを観てちょっと驚いた事が。サディスティックな恋人の兄を演じたのが、ウィリアム・リー・スコットだった事。「ガタカ」、「遠い空の向こうに」、「バタフライ・エフェクト」と顔も年齢も違い過ぎ!何気に凄すぎるよ。ウィリアム!

by ericsy99 | 2005-06-11 23:18 | 映画